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看護学校の学費はいつ払うのか。制度の説明より先に、これを知りたかった。私は37歳で看護学校に入り、学費の7割が戻ってくる制度を使った。それでも、入学の年にいちばん困ったのはお金の「金額」ではなく「順番」だった。
先に結論を書く。払うのが先。戻ってくるのは、あとから。この順番を知らないと、制度があっても入学の手続きが止まる。
入学のとき、100万円を一度に払った
入学が決まって最初に払ったのは、約100万円だった。
内訳は、半年分の授業料と、入学金と、制服や物品代。これをまとめて、一度に払う。
学費は半年ごとの前払いだった。1年分でも、月々の分割でもない。通う前に、先に納める。
このお金は、貯金から出した。正確に言えば、貯金から借りた。あとで戻ってくることを見越して、いったん立て替えた形だ。
ここが、私がいちばん伝えたいところだ。制度を使うつもりでも、最初のお金は自分で用意しないといけない。「7割戻る」と書いてあっても、戻るのは払ったあとだから。
給付金が最初に戻ってきたのは、半年後だった
私が使ったのは専門実践教育訓練給付金という制度で、授業料の約7割が戻る(教育訓練給付金で、看護学校の学費が7割戻った。私がやったこと。)。
ただ、最初の振り込みは、半年後だった。
つまり入学してから半年間は、100万円を払ったまま、何も戻ってこない状態で過ごすことになる。
その半年のあいだに、次の半年分の授業料の支払いも来る。払う→半年待つ→戻る→また払う。この繰り返しだった。
だから必要なのは「学費の総額を用意できるか」ではない。「最初の1回分を、戻ってくるまで立て替えていられるか」のほうだ。
生活費の支援金は、失業手当が終わってから始まった
もうひとつ、これは私も入る前に分かっていなかったことだ。
学費とは別に、生活費として教育訓練支援給付金(月13万円前後)を受け取っていた(教育訓練支援給付金で月13万円もらいながら看護学校に通った話)。
でも、これが始まったのは、失業手当を受け取り終わってからだった。
私は入学前まで会社員として働いていて、辞めたあとに失業手当を受けた。その受給が終わってから、支援金に切り替わる。だから支援金は、入学と同時にすぐ始まったわけではない。
入学直後というのは、100万円を払ったばかりで、給付金もまだ戻らず、支援金も始まっていない時期になりうる。お金の面でいちばん薄くなるのは、実はこのタイミングだった。
※制度の内容や順番は当時のものです。人によって条件が違い、制度自体も変わります。必ずハローワークで確認してください。
看護学校の学費はいつ払う?時系列で並べるとこうなる
私の場合を、お金が動いた順に並べるとこうなる。
- 入学前:約100万円を払う(半年分の授業料+入学金+制服・物品)
- 入学〜:失業手当で生活する
- 半年後:給付金の最初の振り込みが来る/同時に次の半年分を払う
- 失業手当が終わったあと:支援金(月13万円前後)が始まる
- 以降、卒業まで:半年ごとに「払う→戻る」を繰り返す
3年間の合計はこうだった。かかったのが約275万円(授業料約240万円+教科書や道具が約20万円+学校の諸経費が年5万円ほど)。戻ってきたのが約170万円。(学費以外の細かい出費は看護学校の費用、学費以外にいくらかかった?に書いた)
「実質ゼロ」は本当。でも「タダになる」ではない
差額の約100万円は、生活費として入ってくる支援金の中から少しずつ埋めた(看護学生の生活費は?月13万円の支援金で、切り詰めずに暮らせた話。)。
結果として、入学から卒業まで、貯金は減らさずに済んだ。だから私は「実質ゼロだった」と書いている。
ただ、「タダになる」ではない。戻るのは7割で、残りは自分の生活費の中から出している。そして何より、先に払わないと始まらない。
制度を紹介する記事はたくさんある。でも、「先に出せるお金がないと、制度にたどり着けない」という話は、あまり書かれていないように思う。
まとめ:大事なのは金額より「順番」だった
- 学費は半年ごとの前払い。入学時は入学金と物品代も重なる
- 私の場合、最初に払ったのは約100万円
- 給付金が最初に戻ったのは半年後。その間は立て替えたまま
- 生活費の支援金は、失業手当が終わってから始まった
- 7割は戻る。ただし、先に払う
これから看護学校を考えている人に伝えたいのは、金額そのものよりこの順番のほうだ。
最初の100万円を、半年間立て替えていられるか。そこさえ越えられれば、あとは制度が追いついてくる。私はそうだった。
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