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「看護学校の費用って、学費以外にもかかるの?」答えは、はい、です。学費そのものは制度で大きく戻ってきましたが、それとは別に、地味な出費がコツコツ続きました。今日は、私が実際に払った看護学校の費用を、学費以外の部分にしぼって、正直に書きます。
教科書・白衣などの道具で、約20万円
まず大きかったのが、教科書や参考書、それに白衣やナースシューズ、聴診器といった道具類です。
3年間トータルで、ざっくり20万円ほどかかりました。一度にドンと払うわけではなく、学年が上がるたびに「次はこれが必要」と、少しずつ買い足していく感じです。だから一回ごとの負担はそこまでではないけれど、振り返ると、けっこうな額になっていました。
それとは別に、自分が「欲しい」と思った参考書を、買い足すこともありました。ただ、医療系の参考書は、とにかく高いんです。一冊で何千円もすることが、めずらしくありません。
でも、ここで一つ伝えておきたいことがあります。こうした参考書は、必ずしも全部そろえなくて大丈夫、ということです。学校の図書室で見られるものも多いですし、今はネットで調べれば、たいていのことは出てきます。「欲しいから買う」のはもちろんいいけれど、「なくても、なんとかなる」。お金が気になるなら、無理に買いそろえなくて大丈夫です。
学費とは別に、年5万円の「もろもろ」
授業料とは別で、学校に年間5万円ほどを払っていました。3年間で、15万円ほどです。
この「もろもろ」の中には、模試の費用や、国家試験の受験料、その他の諸経費が含まれていました。
よく「国家試験の受験料って高いの?」と気になる人がいると思いますが、私は正直、いくらだったか覚えていないくらいです。負担に感じなかったので、そんなに高いものではありませんでした。この年5万円の中に、自然と含まれていた感じです。
実習の交通費は、人によって全然違う
そして、いちばん「人による」のが、実習の交通費です。
これは本当に、人によってまるで違います。どこに住んでいるか、実習先の病院がどこになるかで、ゼロに近い人もいれば、かなりかかる人もいます。
私の場合は、こっそり車で通っていたので、駐車場代(P代)がかかりました。同じクラスでも、高速道路を使って遠くの実習先まで通っていた人もいましたし、逆に自転車や近くのバスで済んでいた人もいます。
だから「実習の交通費は◯円」とは、誰にも言えません。自分がどうやって通うか、実習先がどのあたりになりそうかを想像して、少し多めに見積もっておくと安心です。
学費以外で、だいたいこのくらい
まとめると、学費とは別に——教科書や道具で約20万円、学校に払うもろもろが3年で約15万円、それに人によって変わる実習の交通費。合わせると、数十万円くらいは見ておく必要があります。
「やっぱりお金がかかるんだ……」と、ここで不安になるかもしれません。でも、安心してほしいんです。
学費そのものは、教育訓練給付金という制度で、私の場合は約7割が戻ってきました。生活費も、別の支援金でまかなえました。だから「学費以外の出費はあるけれど、制度を使えば、全体としてはなんとかなる」というのが、私の実感です。
お金まわりの全体像は、こちらの記事にまとめています。
→ 教育訓練給付金で、看護学校の学費が7割戻った。私がやったこと。
お金を見積もるときの、3つのポイント
これから看護学校を考えている人に、お金の面で伝えておきたいことが、3つあります。
1つめ。教科書や道具は、入学時にすべてそろえる必要はありません。学年が上がるごとに、必要なものを順番に買い足していく形です。だから一度に大金が飛ぶわけではない、と知っておくと、ずいぶん気持ちが楽になります。
2つめ。実習の交通費だけは、自分のケースで考えるしかありません。住んでいる場所と、通う手段(電車・バス・自転車・車)で、まるで変わるからです。自分の場合いくらになりそうか、入学前に一度ざっくり計算してみてください。
3つめ。学費のほかに「数十万円」かかる可能性を、あらかじめ頭の片隅に置いておくこと。これを知らずに入ると慌てますが、知っていれば、心の準備も、お金の準備もできます。
お金の不安で、立ち止まらないで
看護学校のお金は、学費だけを見て「無理だ」と決めつけてしまいがちです。でも、実際に通った私から見ると、「かかるお金」と「戻ってくる・支えてもらえるお金」の両方を知れば、景色はずいぶん変わります。
細かい出費はたしかにあります。でも、それも含めて、制度を上手に使えば、ちゃんと乗り越えられます。お金の不安だけで、看護師という道を諦めないでほしいなと思います。


