※ 本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれる場合があります。
※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれています。
「訪問看護は経験が浅いと無理なのかな」。40代で看護師になった私も、そう思って、訪問看護を選べませんでした。今日は、私がなぜ訪問看護を「怖い」と感じ、選ばなかったのか、その正直な理由を書きます。同じように迷っている人の、判断材料になればうれしいです。
なぜ訪問看護を「怖い」と思ったのか
就職先を考えたとき、訪問看護も候補に入れました。一人で利用者さんのお宅を訪ねて、看護をする仕事です。憧れもありました。
でも、考えれば考えるほど「今の私には無理だ」と思いました。理由は、経験の浅さです。私は病棟をわずかな期間で離れていて、看護師としての経験がまだ十分ではありませんでした。
一人で訪問する、という重さ
訪問看護でこわいのは、その場に、頼れる人がいないことです。
病棟なら、何かあればすぐそばに先輩看護師がいて、ドクターもいます。判断に迷ったら聞けるし、急変が起きても、みんなで対応できます。
でも訪問看護は、基本は一人です。利用者さんの様子がおかしいとき、その場で判断するのも、対応するのも自分だけ。もし急変が起きたら——経験の浅い私に、正しく動ける自信はありませんでした。「私の判断ミスで、この人に何かあったら」。そう考えると、足がすくみました。
オンコールという、もう一つの壁
もう一つ、私にとって大きかったのがオンコールです。
訪問看護には、夜間や休日に「何かあったら呼ばれる」当番があります。家に子どもがいる私にとって、夜中に呼び出される可能性がある働き方は、現実的ではありませんでした。就職先を選ぶとき、私がいちばん優先したのは家族との時間だったので、ここは譲れませんでした。(就職先をどう選んだかはこちらの記事に書いています)
「経験が浅くても大丈夫」と言ってくれる訪問看護は、実際にあった
ここまで書いたことは、全部、私の頭の中の話です。確かめる前に「無理だろう」と決めていました。
でも私は、就職先を探すときに転職エージェントへ相談しています。そのとき、訪問看護の求人も紹介されました。
そして、「経験が浅くても大丈夫ですよ」と言ってくれるところが、実際にありました。
正直、意外でした。訪問看護は、経験を積んだ人が行くところだと思い込んでいたからです。でも、募集する側は必ずしもそう言っていませんでした。
つまり「訪問看護は経験が浅いと無理」というのは、募集する側が言っていたことではなかったんです。無理だと決めていたのは、私のほうでした。
だからもし、同じことで迷っている人がいるなら、ひとつだけ言えることがあります。調べる前にあきらめないでください。求人はあります。話を聞いてくれるところもあります。無理だと思っていたことが自分の思い込みだった、というのは、本当にあることです。(就職先をどうやって探したかはこちらの記事に書いています)
じゃあ、どんな人なら向いているのか
では、訪問看護はどんな人に向いているのか。私が思うのは、病棟でしっかり経験を積んで、急変対応など、看護師としての仕事を一通り経験した人です。
一人でも落ち着いて判断できる。急なことが起きても、体が動く。そういう土台がある人なら、訪問看護はやりがいの大きい仕事だと思います。だから「訪問看護は経験が浅いと無理」というのは、ある意味、本当なんです。
それでも私は選ばなかった。働いてみた今も、答えは変わっていない
受け入れてくれるところがあったのに、私は訪問看護を選びませんでした。
そして実際に看護師として働いてみて、その判断は変わりませんでした。
働いていたデイサービスは、看護師の人数が多くありませんでした。だから、その場の判断を自分ですることが何度もありました。様子を見ていいのか、家族に連絡したほうがいいのか。迷っても、決めるのは自分です。訪問看護で怖いと思っていた「一人で判断する」に近いことは、そこで経験してきました。(デイサービスの仕事内容はこちら)
でも、慣れませんでした。
今でも、一人で対応するのは怖いです。そして、はっきり思うことがあります。私に足りないのは「一人に慣れること」ではなく、「病棟での経験」のほうだ、と。
決められないのは、性格や度胸の問題ではありませんでした。急変を何度も見て、その場で体が動く。その積み重ねがないから、決められない。だから場数を踏めば慣れる、という話ではなかったんです。
これは、やってみないと分からないことでした。あのころの私は「慣れれば平気になるかもしれない」とも思っていました。でも実際に一人で決める仕事をしてみて、慣れでは埋まらないものがあると分かりました。
まとめ:無理じゃなくて、順番の問題
私は訪問看護を選びませんでした。でも、訪問看護そのものを否定しているわけではありません。
受け入れてくれる場所は、あります。無理なのは募集の話ではなく、自分の中身のほうでした。
「経験が浅いと無理」なのは事実。でもそれは「一生無理」ではなく、順番の問題です。まず経験を積める場所で力をつけて、それから挑戦すればいい。今できないことに落ち込む必要はありません。私も、いつか土台ができたら、そのときにまた考えたいと思っています。
🗺 40代の看護師が働き方で迷ったときに読む記事
📖 さくらもっちの本(Kindle・各¥300)


