看護師の給料、正直に書く。大卒より低くなった現実と、私が病院を辞めた理由。

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看護師の給料について、もう少し正直に書かせてほしい。

20年ほど前、看護師の初任給は大手企業の大卒1年目より高かった。「手に職をつければ食べていける」という言葉は、当時たしかに本当だった。

でも今は違う。大卒の初任給は上がり続けている。看護師の初任給は、ほとんど変わっていない。つまり、今の時代、大卒のほうが給料が高いという逆転現象が起きている。

総合病院1年目の現実

卒業してすぐに入った総合病院の初任給は、額面25万円。手取りは21万円だった。

休日は4週7日制。月の休みが少ない。サービス残業は当たり前。定時に帰れた日がどれだけあったか、思い出せないくらいだ。

もし私が、看護師という仕事しか知らなかったなら、これが普通だと受け入れられたのかもしれない。でも私には、看護師になる前にいくつかの会社で働いた経験があった。だから余計に、モヤモヤした。「おかしい」と思ってしまった。

子供を送り出せない朝

子供が学校へ行くより早く、私は家を出なければならなかった。「いってらっしゃい」が言えない朝が続いた。

土日も仕事。夜ご飯を何時に食べさせられるかわからない日々。子供と同じ日に休めたとしても、看護師1年目は勉強しなければならない。教科書を広げながら、遊ぼうと言ってくる子供に「ちょっと待って」と言い続けた。

看護学校の3年間、子供を後回しにしてきた。「卒業したら、たくさん一緒にいよう」と自分に言い聞かせてきた。なのに、卒業してもそれができなかった。

辛かった。

退職を申し出たら、始まった数週間

退職を選んだ。でも病院は人手不足で、すんなり受け入れてもらえなかった。

そこから数週間、話し合いが続いた。「あなたが辞めたら現場が回らない」「こんな時期に非常識だ」。嫌味をたくさん言われた。恐怖で体が震えた。退職を伝えるたびに、胃が痛かった。

結局、退職できたのは申し出てからずいぶん後のことだった。

それでも、看護師免許は手放さない

病院を辞めて、今はデイサービスで働いている。給料は病棟より下がった。でも、子供と同じ時間に起きて、「いってらっしゃい」が言える。それだけで、今の私には十分だ。

看護師という仕事は、決して楽じゃない。給料だって、世間のイメージほど高くない。でも、免許さえあれば働く場所は選べる。病棟じゃなくていい。夜勤なしでもいい。自分に合った場所を選べるのが、資格職の強みだと、今は思っている。

40代でゼロから取った免許を、私は手放すつもりはない。

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