失業手当をもらうと扶養に入れない。私の場合はこうでした。

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失業手当をもらうと扶養に入れない。夫の会社から届いた書類に、そう書いてありました。

私は2026年の7月末に看護師の仕事を辞めて、いま失業手当の手続きの途中にいます。辞めたのだから、そのまま夫の扶養に入れるものだと思っていました。

違いました。そして、驚きませんでした。先に調べていたからです。

「失業手当をもらうと扶養に入れない」の意味を、私は取り違えていた

扶養は「働いているかどうか」で決まる。私はずっとそう思っていました。仕事を辞めて収入がなくなれば、入れるものだと。

そうではありませんでした。

健康保険の扶養は、これから先の収入の見込みで判断されます。目安は年収130万円未満です。

そして、ここがいちばん大事なところでした。

失業手当も、その「収入」に数えられます。

手当は給料ではありません。所得税もかかりません。それでも健康保険の扶養の判定では、収入として見られます。

3,612円という線がある

130万円を1年で割ると、1日あたりいくらになるか。

360で割ると、3,611円ほどになります。

だから多くの健康保険では、失業手当の1日あたりの金額(基本手当日額)が3,612円以上だと扶養に入れないという線を引いています。

働いていた期間の給料が高いほど、手当の日額も上がります。つまりきちんと働いていた人ほど、この線を超えやすいということです。

私は、この線を超えていました。

夫の会社に確認したら、書類に書いてあった

確認は夫にお願いしました。私が直接電話をかけたわけではありません。

そうしたら、会社から渡された書類の中に、はっきり書いてありました。

「失業手当の金額により、受給中は扶養に入れません」

聞くまでもありませんでした。最初からそう書いてあったのです。

ここで言いたいのは、確認は難しくないということです。専門的な質問はしていません。夫に「これ、どうなってる?」と聞いてもらっただけでした。

健康保険は組合ごとに基準も運用も違います。ここに書いたのは私の場合の話です。必ずご自身、または配偶者の加入先にご確認ください。

外れるのは「もらっている間」だけ

調べていて、ひとつ安心したことがあります。

扶養から外れるのは、手当をもらっている期間だけでした。

  • 辞めた直後から、給付が始まるまで … まだ手当をもらっていないので、扶養に入れる
  • 手当をもらっている間 … 外れる
  • 手当が終わったあと … また入れる

自己都合で辞めると、手当はすぐに出ません。私も待期期間と給付制限があって、最初の振り込みまで2か月半かかります。その間は扶養のままでいられます。

「辞めたらすぐ全部外れる」ではありませんでした。ここは想像していたより優しい仕組みでした。

外れると、何をすることになるのか

外れている間は、自分で健康保険と年金に入ります。やることは、だいたいこの順番でした。

1. 配偶者の会社から「健康保険資格喪失証明書」をもらう

これがないと次の手続きができません。会社を通すので時間がかかります。私はこれを早めに頼みました。

2. 市役所で国民健康保険と国民年金の手続きをする

扶養を外れた日から14日以内が原則です。証明書と、本人確認できるものを持っていきます。

3. 国民年金の免除や猶予を申請できるか聞く

失業した人向けに、保険料の免除や猶予を申請できる制度があります。ただし配偶者の収入も審査の対象になるので、必ず通るとは限りません。それでも申請しなければゼロなので、窓口で聞くだけ聞きます。

4. 手当が終わったら、扶養に戻す手続きをする

これを忘れると、入れるのに入っていない状態が続きます。自動では戻りません。

お金は「増える」だけではなかった

失業手当は、もらえるお金です。でも、もらっている間は保険料を自分で払います。

つまり、入ってくる金額が増えるのと同時に、出ていく金額も増えます。手当の額をそのまま生活費として数えていると、計算が合わなくなります。

金額は住んでいる場所や前の年の収入で変わるので、ここには書きません。市役所で「私の場合はいくらになりますか」と聞けば教えてもらえます。

私が言いたいのは金額の話ではなく、「もらえる額」と「手元に残る額」は違うという一点だけです。

驚かなかったのは、先に知っていたからだった

冒頭に書いたとおり、私はこの書類を見ても驚きませんでした。想定内でした。

でもそれは、私が詳しかったからではありません。辞めたあとに、順番に調べていたからです。

制度は変えられません。日額が線を超えていれば、外れます。そこは動かせません。

でも、いつ知るかは選べます。

知らずに受給が始まって、あとから保険料を請求されるのと、先に分かっていて準備しておくのとでは、同じ金額でも受け取り方がまったく違います。

私は後者でした。だから「想定内」で済みました。

これから辞める人へ

辞める前に、ひとつだけ確認してほしいことがあります。

配偶者の健康保険に「失業手当を受けるとき、扶養はどうなりますか」と聞くこと。

たったこれだけで、辞めたあとの数か月の見通しが変わります。貯金をいくら残しておくべきかも変わります。

私は辞めてから聞きました。間に合いましたが、先に聞いておけばもっと落ち着いていられたと思います。

失業手当そのものの日程は看護師の退職と失業手当。最初のお金が入るまで2か月半かかった。に書きました。在職中のパートの扶養は看護師パートの扶養、私は外れて働くことを選んだ。で、こちらとは別の話です。学費や生活費まで含めたお金の全体像は看護学校のお金、全記録。にまとめています。

※制度の名称・基準・金額は、私が確認した時点のものです。健康保険組合や市区町村によって扱いが異なります。必ずご自身の加入先と、お住まいの市区町村でご確認ください。

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