社会人の看護学校受験、勉強法はこれだった。40代・ワンオペで半年合格した話

社会人の看護学校受験、勉強法はこれだった

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社会人の看護学校受験。40代を前にした私が、仕事と子育てをしながら、約半年の勉強で合格したときの勉強法を、正直にまとめます。特別な才能はありません。やったのは「限られた時間で、何をやるか・何をやらないかを決める」こと。同じように社会人から看護師を目指す人の参考になればうれしいです。

まず説明会へ。「何をやらないか」を決めた

私が最初にしたのは、問題集を買うことではなく、学校説明会の予約でした。
看護学校の入試科目は、学校によって違います。私が志望した学校は、数学と国語だけ。英語はありませんでした。
それを説明会の質問コーナーで直接聞き、過去問ももらいました。だから英語は一切やっていません。
やらなくていいことを、やらない。働きながら・子育てしながらの受験は、時間が限られています。「何をやるか」より先に「何をやらないか」を決めることが、最初の一歩でした。

中1の数学から、YouTubeでやり直した

勉強を始めたのは36歳の春。試験は11月。残りは半年でした。
最初に開いたのは看護の本ではなく、中学1年生の数学です。社会人になってから数学なんて触れていません。方程式も関数も、きれいに忘れていました。
だから、無料のYouTubeで中1の内容から全部やり直しました。私が使ったのは「トライ」のチャンネル。短い動画で基礎から教えてくれるので、夕飯を作りながら、洗い物をしながら、耳で聞くだけでも頭に入ってきました。
教材は市販の問題集2冊(数学と国語)と、この無料動画だけ。お金は、ほとんどかけていません。

洗濯機が回る40分が、私の自習室だった

「まとまった勉強時間を作ろう」と考えると、苦しくなります。そんな時間、どこにもないからです。
代わりに私がやったのは、家電をタイマー代わりにすること。
洗濯機が回り終わるまでの40分、問題集を解く。ご飯が炊けるまでの30分、問題集を解く。お風呂が沸くまで、動画を1本見る。
終わりの時間が決まっていると、不思議と集中できます。「40分しかない」と思うと、ダラダラする暇がない。スキマ時間をかき集めるのが、社会人受験の現実的なやり方でした。

数学の問題集は3周。2周目から、楽になる

問題集は、市販のものを2冊だけ。数学のほうを3周しました。
1周目は全部、2周目は間違えた問題だけ、3周目はそれでも間違えた問題だけ。
あれこれ手を広げず、1冊を徹底的に繰り返す。苦手な問題だけが残っていくので、結果的に、これが一番効率のいいやり方でした。

いちばん不安だったこと、そして一番大切なこと

正直に書くと、いちばん不安だったのは、勉強の量が多くて、終わりが見えなかったことです。
やってもやっても終わらない気がして、押しつぶされそうになりました。
でも——2周目、3周目になると、1周目ほど大変ではなくなっていきます。解ける問題が増え、残るのは苦手だけ。気持ちが、どんどん楽になっていきました。
だから、最初のしんどさで諦めないでほしいんです。山は、進むほど低くなります。

そして、これから受験する社会人の方に、いちばん伝えたいことがあります。
入試に向けてしっかり勉強することは、不安を少しでも減らすために、とても大切です。
でも、それ以上に重要なのは——面接で「看護師になりたい」という思いを、自分の言葉でしっかり伝えることだと思います。
面接で見られているのは、学力よりも「この人は3年間やり切れるか」。だからこそ、勉強と同じくらい、自分の気持ちを自分の言葉にする準備をしてほしいんです。

完璧を手放したから、続けられた

半年間、毎日続けられた理由は、「完璧をやめた」からだと思います。
私は、合格ラインの基準ではなく、自分への基準を思い切り下げました。動画を1本「ながら見」できたらOK。問題集を1問でも解けたらOK。
完璧な計画を立てると、できなかった日に落ち込んで、勉強そのものが嫌になります。それより「何もしない日をゼロにする」。1問の日も、動画1本の日もありましたが、ゼロの日はありませんでした。
家のことも、手放しました。掃除は週1回、夕飯は作り置き。試験が近づいてからは、平日に有給を取って、自分の勉強だけに使う日も、あえて作りました。「ちゃんとした母親でいなきゃ」という気持ちを、少しだけ横に置いたんです。

職場にも友人にも、言わなかった。合格するまで

社会人の受験で、勉強のやり方と同じくらい迷うことがある。受験することを、周りに言うかどうかだ。

私は言わなかった。職場の人にも、友人にも。合格するまでは言わないと決めていた。

先に書いておく。「言わないほうがいい」とは思っていない。これは私の性格の話であって、正解の話ではない。

自分でも、あとから整理してこう気づいた。

迷っている段階では、人に相談する。でも、自分で決めたことは、誰にも言わない。

迷っているうちは、意見が欲しい。けれど決めたあとは、意見はもう要らない。要らないどころか、「大丈夫なの」と心配されると、決めたはずのものが揺れる。だから言わなかった。

もしあなたが「言うべきか、黙っておくべきか」で迷っているなら、考える順番を変えてみてほしい。

どちらが正解かを探すより、自分がどちらのタイプかを知るほうが早い。

  • 人に宣言すると動けるタイプ → 言ったほうが続く。逃げ道をふさぐのが効く人
  • 期待や心配を背負うとしんどくなるタイプ → 言わないほうが続く。私はこちらだった

ちなみに家族には話している。3年間の生活が変わるので、そこは別だった(看護学校と家族。反対されなかった私が、手放したものと守ったもの。)。黙っていたのは、職場と友人に対してだ。

黙っていて困ったことは、ひとつだけあった。誰にも「頑張ってるね」と言われないことだ。その代わり、誰にも「まだやってるの」とも言われなかった。私にはそのほうが合っていた。

「無理かもしれない」は何度も思った。でも「やめよう」とは思わなかった

正直に書く。「もうやめようかな」と思ったことは、一度もない。

強かったからではない。「無理かもしれない」とは、何度も思っていた。

この二つは、自分の中でまったく別のものだった。

  • 「無理かもしれない」= 状況の見立て。今日は進まなかった、この範囲は間に合わないかもしれない
  • 「やめよう」= 決定。ここでやめる、と自分で決めること

見立ては毎日ぐらぐらする。それでいい。ぐらついたまま、手だけは止めなければ続く。

社会人の受験がしんどいのは、誰も「やれ」と言ってくれないところだと思う。学生なら学校がある。社会人は、やめても誰も困らない。だから「やめよう」と決めないことのほうが、勉強のやり方より効く場面がある。

私は、諦める理由を探すより、続ける方法を探すほうに時間を使っていた。この考え方は、入学したあとの3年間も同じだった(子持ち主婦の看護学校。行事に行けない、朝も先に出る。それでも決めた話。)。

※「いつから始めればいいか」「6ヶ月をどう配分したか」は別の記事にまとめています(看護学校の受験勉強、いつから始めた?フルタイム・子育てしながら6ヶ月で合格した私のやり方)。

まとめ:社会人の看護学校受験は、やり方しだい

社会人の看護学校受験は、時間との戦いです。でも、やり方しだいで道は開けます。
やらないことを決める。スキマ時間を使う。1冊を繰り返す。そして、自分の思いを自分の言葉で伝える。
40代を前にした私にできたのだから、きっと、あなたにもできます。

面接で志望動機をどう答えたかは 看護学校の志望動機、40代社会人の私はどう答えたか。 に、面接で実際に何を聞かれたかは 看護学校の面接で何を聞かれた? に詳しく書いています。あわせて読んでもらえたらうれしいです。

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