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看護師は天職じゃない——今朝、朝ドラを見ながら、私はつくづく、そう思いました。ドラマの主人公にとって、看護師は天職。でも私は、まったく違う。同じ看護師でも、こんなに違うのかと、改めて感じたんです。今日は、その正直な気持ちを書きます。「看護師が天職だと思えない」と、ひそかに悩んでいる人に、届いたらいいなと思います。
朝ドラの主人公を見て、思ったこと
今朝のドラマの主人公は、娘よりも、仕事を優先していました。看護師という仕事に、人生をかけている。それが彼女の天職なんだと、画面から伝わってきました。
でも、私には、それができません。
私はずっと、子供をいちばんに考えて生きてきました。いざとなったら一人ででも子供を育てていけるように、看護師を目指した。子供と生きていくための手段が、私にとっての看護師だったんです。
だから、娘より仕事を優先する主人公を見て、素直に「すごい」と思うと同時に、「私には無理だ」と、はっきり感じました。
私にとって看護師は「自立のための手段」だった
正直に書きます。私は、看護師に憧れたことが、ただの一度もありません。それどころか、「看護師になんてなりたくない」と思いながら、生きてきたくらいです。
それでも資格を取ったのは、これが自立のための、いちばん確実な手段だったから。手に職があれば、何があっても、子供と生きていける。その一点で、私は看護師を選びました。
天職だから選んだ人と、手段として選んだ人。世の中には、きっと両方いるんだと思います。そして私は、まちがいなく後者でした。
それでも、資格を取ったことに後悔はない
誤解しないでほしいのですが、私は資格を取ったことを、一度も後悔していません。
看護師という資格は、私に「選べる自由」をくれました。働くも、休むも、辞めるも、自分で決められる。その安心感は、何ものにも代えがたいものです。
今は正直、看護師の仕事をバリバリやりたいとは思いません。でも、「看護師として生きていくしかない」というタイミングが来たら、そのときは腹を括って働くと思います。その選択肢が、いつでも手元にある。それだけで、十分なんです。
周りの看護師も、みんな「天職」とは言わない
実は私の周りには、看護師がたくさんいます。看護師の友人、看護師の家族。職場の外でも、普段からよく連絡を取り合う相手は、ほとんどが看護師。気づけば、看護師に囲まれた環境で暮らしています。
こんなことを言ったら、失礼かもしれません。でも——その中に、「看護師は天職だ」と胸を張って、誇りややりがいでいっぱい、という人は、たぶん、いません。
みんな、生活のために働いている。続けているうちに、なんとなく続いている。そういう人が、ほとんどなんです。ドラマの主人公みたいに「天職」と言い切れる人のほうが、本当は、ずっと少ないのかもしれません。
そもそも、天職じゃないとダメ?
そもそも、仕事は天職じゃないといけないのでしょうか。私は、そうは思いません。
看護師ではない仕事を長くしてきた私は、知っています。仕事は、生きていくための手段であって、それで、ちゃんといいんです。
好きで好きでたまらない仕事じゃなくても、生活を支え、自分や家族を守ってくれるなら、それは立派な「いい仕事」です。
むしろ、「天職じゃないと続けちゃいけない」「やりがいを感じられない自分はダメだ」——そう思い込むことのほうが、自分を苦しめてしまう気がします。
天職に出会えた人は、たしかに幸せだと思います。でも、出会えなかったからといって、不幸せなわけじゃない。天職じゃない仕事と、ほどよい距離で、淡々と付き合っていく。それも、立派なひとつの生き方です。
資格は、私を縛るものではなく、いざというときに助けてくれるお守りのようなもの。だから、無理に「好きにならなきゃ」とも思いません。必要なときに、淡々と使う。それくらいの距離感が、私には、ちょうどいいんです。
まとめ:天職と思えなくても、いい
もしあなたが「看護師が天職だと思えない」と、ひそかに悩んでいるなら。どうか、自分を責めないでください。
天職じゃなくても、いいんです。手段として割り切って働いたって、いい。憧れがなくたって、資格はちゃんと、あなたを助けてくれます。
看護師でいる時間が、人生のすべてじゃありません。あなたには、看護師である前に、あなた自身の人生があります。だから、肩の力を抜いて、自分に合う働き方を、自分のペースで選んでいけばいい。
天職と思えない看護師は、あなただけじゃない。——みんな、一緒だよ。私は、そう伝えたいです。
看護師を続けることについては 潜在看護師について思うこと、40代から看護師を目指す全体像は 40代から看護師になるには? に書いています。あわせて読んでもらえたらうれしいです。

