自立するために看護師免許を取ろうと決めた日のこと。

看護師免許を取ろうと決めたのは、自立するためだった。

自分の足で立って、自分で生きていける力が欲しかった。そのために何が必要かを考えたとき、「手に職」という言葉が頭に浮かんだ。

看護師は需要がある。全国どこでも働ける。年齢を重ねても続けられる。感情ではなく、ほとんど計算で出した答えだった。

「看護師になりたい」という気持ちはなかった。でも「看護師になる必要がある」という気持ちは、誰にも負けないくらいあった。

37歳の春、入学願書を出した。あの日の自分を、今は少し誇りに思う。

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