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40代の看護師国家試験は、記憶力との戦いでした。正直に言うと、若い頃のようには覚えられません。何度やっても頭から抜けていく。それでも私は合格できました。今日は、40代の私が実際にやった勉強法を、そのまま書きます。
40代、記憶力が落ちたと感じた
一番こたえたのは、記憶力の衰えでした。
若いクラスメイトは、授業で一度聞いたことをすっと覚えていきます。私は、同じところを何度やっても抜けてしまう。「昨日あれだけやったのに」と、自分にがっかりする毎日でした。
でも、落ち込んでいても点数は上がりません。だから、「一度で覚えられない自分」を前提に、やり方を組み立てることにしました。
とにかく繰り返す——アプリと問題集
私がやったのは、とにかく繰り返すことです。
メインで使ったのは、看護roo!(かんごルー)の国試アプリと、QB(クエスチョン・バンク)の問題集でした。新しい参考書に次々手を出すのではなく、この2つを何周も何周も回しました。
一度で覚えられないなら、覚えるまでやればいい。同じ問題を繰り返すうちに、だんだん「これは前も間違えたところだ」と体で覚えていきました。40代の私には、あれこれ広げるより、狭い範囲を反復するほうが合っていたんです。
家事の合間に「ながら勉強」
ただ、私にはまとまった勉強時間がありません。子どものことも家のこともあります。だから、隙間時間をかき集めました。
食洗機や洗濯機を回している間。ご飯が炊けるまでの数分。そういう細切れの時間に、スマホで国試対策の動画を繰り返し見ました。「タバえもん」の動画は、家事をしながら何度も流していました。
どうしても理解できない内容は、ゴロー先生やメンズナースといった解説動画で、しくみからかみ砕いて教えてもらいました。丸暗記でつまずくところも、意味がわかると急に覚えられるんです。
模試は、ほとんど勉強していない時点から合格圏だった
ここは、正直に書いておきます。
模試の判定は、A〜Cでした。しかも、まだほとんど勉強していない時期から、すでに合格圏に入っていたんです。
意外でした。毎日「昨日あれだけやったのに」と落ち込んでいたのに、数字のほうは大丈夫だった。
今になって思うのは、「覚えられない感覚」と「点が取れるかどうか」は、別物だったということです。
3年間、授業を受けて、テストを受けて、実習に出ていれば、自覚がなくても土台はできています。一つひとつを思い出せなくても、選択肢を見れば「これは違う」と分かる。その積み重ねが、点数として出ていたんだと思います。
だから、同じように不安な人に伝えたいのは、これです。自分の感覚ではなく、模試の数字を見てください。「覚えられない」という実感は、当てになりません。私は当てになりませんでした。
もちろん、合格圏だから安心して勉強をやめた、ということではありません。次に書くとおり、落ちる可能性は別のところにあったからです。
捨てた範囲はない。代わりに「必修」に全部かけた
時間がないなら範囲を捨てればいい、と思うかもしれません。でも私は、捨てませんでした。優先順位を、はっきり決めただけです。
看護師国家試験には必修問題があります。ここで決められた割合を取れないと、ほかがどれだけできていても不合格になります。いわゆる「必修落ち」です。
つまり、総合点が足りているのに落ちる、ということが起こりうる。私がいちばん怖かったのは、そこでした。
だから、必修だけはひたすらやりました。アプリでも問題集でも、必修は何度も何度も回しました。ここは落とせない、と決めていたからです。
そしてもうひとつ、意識してやめたことがあります。
一般問題のうち、正答率の低い問題は、深く追いかけないようにしました。
問題集には、受験者の正答率が出ています。正答率が低い問題は、みんなが解けない問題です。そこを何時間もかけて理解しても、差はつきません。それより、みんなが取れる問題を確実に取るほうが、合格には近い。
40代で、家のことをしながらの受験勉強です。使える時間は限られています。その中で私が選んだのは、点を伸ばすことではなく、落ちないところを固めることでした。
※必修問題の基準や出題数は年度によって変わります。受験する年の要項を、厚生労働省の発表で必ず確認してください。
若い子より不利だった?
家族のことをしながらの受験勉強は、若い子より不利だったかもしれません。
でも、そうとも言い切れないんです。若い子は若い子で、アルバイトがあったり、友人との時間を大切にしたり、私とは違う忙しさを抱えていました。みんな、それぞれの持ち場で必死だったと思います。
だから私は、自分が不利だったとは思っていません。時間がないなら、ないなりの戦い方がある。それだけのことでした。
まとめ:40代の看護師国家試験を乗り切って
40代の看護師国家試験は、たしかに記憶力との勝負です。でも、記憶力が落ちても、繰り返しと隙間時間で十分に補えました。
若い頃のように覚えられなくても大丈夫。同じ教材を何周も回して、家事の合間にコツコツ積み上げれば、40代でも受かります。今、同じように不安を抱えている人がいたら、「やり方しだいで、ちゃんと届く」と伝えたいです。
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